(インタビュアー)
本日はインタビューのお時間を取って頂きどうもありがとうございます。
コロナ禍といった状況ですのでZoomでのオンラインインタビューとなってしまい、時間も短く限られていますが、今日はよろしくお願い致します。
(Mさん)
よろしくお願いします。
(インタビュアー)
まず初めにMさんが転職しようと思ったきっかけを教えて頂けますか？
(Mさん)
はい。自分の場合、顧客の取引先のシステム部門に常駐して開発をしていたのですが、コロナの影響でプロジェクトが中断して、そもそものシステム開発がなくなってしまったんです。協力会社という立場だったので、もともと色んな取引先のシステム部門の現場を転々としていたのですが、その取引先自体も発注を継続するのが状況的になかなか厳しくなってきているみたいで、不安定な環境が続いていたこともあって、転職活動をし始めました。
(インタビュアー)
どの業界も今は雇用が不安定になっていますね。転職案件自体もかなり減ってきており、IT業界に限らずどこも採用を控えている傾向があります。
(Mさん)
そうですね、先が見通せないのが一番不安でした。
(インタビュアー)
システム関連の職種でいうと、プログラマーやSEやCEといった種別があると思うんですが、Mさんはどの職種に当てはまるのでしょうか？
(Mさん)
もともとはプログラマーなんですけど、現場によっては上流工程にも多少携わらせて頂いていた感じです。直近の取引先では、元いた会社のリーダーの補佐的な役割でした。
(インタビュアー)
なるほど。システム協力会社のリーダーの補佐をやられていたんですね。
(Mさん)
そうですね。お客様との要件定義や設計といった上流工程についての打ち合わせはリーダーが主導でやっていたのですが、現場が長くなって来ると、同席するようになりました。実際のプログラミングもしていましたが。
(インタビュアー)
Mさんが常駐していたシステム部門はどういった業界が多かったのでしょう？
(Mさん)
自分の場合、金融周りが多かったです。保険や銀行といったような。
(インタビュアー)
それで転職先も保険や銀行といった金融周りの取引が多い会社を選んだわけですね？
(Mさん)
はい、そうです。これまでのキャリアから転職のしやすさを考えたら、保険とか銀行とか証券とか金融の現場に強い会社が入りやすいだろうと思いました。
(インタビュアー)
転職した会社は、転職前の会社より規模が大きかったと聞いています。
(Mさん)
はい。転職先の条件として、前にいた会社より規模の大きい会社を選びました。規模が大きい方が携わるプロジェクト数も多いので。今のような状況でもそれなりに案件は抱えているので、前にいた会社と比べたら全然安定していますね。
(インタビュアー)
なるほど。実際転職活動をしてみてどうでしたか？
(Mさん)
やはり状況的には厳しかったです。先程お話しのあった通り、コロナの影響で採用を絞っている会社が多くて。担当してくれたOさんが頑張って色々探してきてくれて助かりました。
(インタビュアー)
こんな中だからこそ優秀な人材を採用しやすい、と思っている企業様もあるみたいで、うまくマッチングできて良かったです。
(Mさん)
本当にそうです。正直、転職は今の時期は難しいかなと思い、転職活動中も不安は拭えませんでした。そうは言っても、前にいた会社だといつ会社待機になるかも分からない状況だったので少しでも大手に移って不安を取り除きたかったです。
(インタビュアー)
転職についてご家族には相談されましたか？
(Mさん)
もちろん、妻に言いました。妻も派遣社員なので、自分の不安定な状況を良くわかってくれ、応援してくれました。
(インタビュアー)
ご家族の理解が得られたんですね。転職先のシステム会社で働いてみてどうでしょうか？
(Mさん)
会社の規模によって、こんなに取引先の案件数が違うんだと正直驚きました。今の会社は、こういった状況下でも継続的に案件があって。取引先のシステム部門やIT部門に常駐することには変わりはないのですが、契約期間が長いのでその分安定して仕事できます。
(インタビュアー)
待遇面はどう変わりましたか？
(Mさん)
コロナの状況下でしたが、給料も上がって満足しています。良い会社と出会えて、運も良かったのだと思います。
(インタビュアー)
確かにご縁や運といったものも要因としてありますよね。
本日はわざわざどうもありがとうございました。
(Mさん)
こちらこそどうもありがとうございました。
